台風にも強い小さい家を建てましょう
珍しく、10月終盤になって、台風がやってきました。それも二つ。大阪をかすめていきました。
被害にあわれた方々が、一日も早く普通の生活ができるようになられることを祈念してやみません。
過去には11月にも台風が来たこともあるらしいですが、エルニーニョ現象のせいで、10月は増加傾向のようです。
しかし今年は、寝屋川市をかすめてはいきましたが、あまり強い風が吹いたわけではありませんでした。
私には、そんな結果がなんとなくですが予測ができた年でした。
確信があったわけではないのですが、生前、父が「今年は軒に蜂が巣をしているから、大きい台風は来ない」と言っていたことが頭の隅に残っていたからです。家の軒下に蜂の巣を見つけて勝手に思い込んでいただけです。
根拠があるとは言えませんが(笑)
台風には小さい家が有効です。
小さい家は、外部の屋根や壁の面積も少なく、風の当たる見付面積が小さいため、台風などの強風にも有効です。
耐風等級2の家を建てるのはもちろんですが、小さい、災害に強い家を建てましょう。
沖縄へ行かれたことのある人はご存知かもしれませんが、台風の通り道である沖縄地方の民家は平屋建てで、寄棟作りになっています。回りの木々に囲まれた土地の谷間に身を低くして慎ましやかに建っています。平地や海に近いところに建っている民家も「ヒンプン」という塀に囲まれて建っています。小さくて、低く抑えられていて、とても品があって美しい形に見えます。
日本人らしいというのでしょうか。大きいが故の横柄さやあつ苦しさのようなものがありません。
きっと、災害や、災いは、まじめで正直に建っているこういう家を避けて、通りすぎるのではないでしょうか?
小さい家にはそんな力が備わっているような気がします。
「天井の高い家」とかがCMでは流れていますが、私はどうかなぁ・・と思ってしまいます。(すみません)