奥田です。
23年前の今日、1月17日、阪神大震災が起きました。
寝屋川市の自宅で、大きな揺れを感じた私は、テレビに釘付けになりました。夜が明けるにしたがって、テレビから伝えられるニュースや映像は現実のことかと疑いたくなるようなものであったことを今も忘れえません。倒れた阪神高速道路の柱脚、壊れた鉄道の駅、横倒しになったビル、想像だにしなかった光景でした。そして燃える住宅。
犠牲者の多くは倒れた建物による圧死や連鎖的に起きた火災による焼死だそうです。
23年経った今も街には耐震基準を満たしていない建物が多く残っています。
しばしば、そういう耐震基準を満たしていない建物にお住まいの方から聞く言葉に、「自分はもう高齢だし、地震がきたらあきらめます」と言う方がおられます。
果たして、それでいいのでしょうか?その方だけの問題でしょうか?
もしも、地震で壊れた家が、隣の家に倒れ掛かったことが原因で隣の家が倒壊し、その家の誰かが犠牲になるかもしれません。
壊れた家が、道路をふさいでしまい、救急車が通行できないことで助かるはずの命が失われるかもしれません。また、消防車が通行できず、消火活動が進まないことで、多くの方が火災の犠牲になるかもしれません。
特に昭和56年7月以前に建てられた住宅にお住まいの方は、まず耐震診断をお受けいただいて、ご自分のお住まいの安全性を確認してください。
耐震補強は自分や家族を守るだけではありません。あなたの住まう街を守ることにもなります。
耐震改修と同時に断熱性能や気密性能も向上させ、地震にも安心で暖かい快適な家を次代に引き継いでください。
ダイワ工務店はそんな方を応援していきます。