気密測定って?
簡単にご説明しますと『住宅の隙間の量を計算する検査』のことです。この隙間の面積を「C値」という値で示されてします。この数値が低いほど気密住宅といわれています。
「C値」が低い高気密住宅が必要???
四季がある日本で快適に過ごすには「夏は涼しい、冬は暖かい」お住まいが欠かせませんね。
室内の空調を最大限に活用して、外気の影響を最小限に押さえる住宅が「快適な環境を整えること」になります。
よく言われる項目として・・・
①熱損失を防止し省エネルギーで室内環境を快適にする
②計画的な換気を行ない嫌な臭いの発生を防ぐ
③断熱効果を高めるために気密性をあげる
気密性と断熱性
お住まいの気密性が高いほど、換気を計画的に行うことができ、快適に暮らすことができます。
「C値」が小さい(=住宅の隙間が少ない)と過剰な外気の流入や内気の流出を抑えることができ、冷暖房器具を効果的に活用することができますね。
逆に気密性が低ければ、室内の温室環境に影響が出るだけではなく、内部結露によってお住まいの寿命を縮める可能性も考えられます。
気密性能の基準って??
気密性能は卓上での計算で求めたりすることができず、『実際の建物で機械を設置して測定』して初めて性能が判明します。
気密性能には地域ごとに基準があります。平成11年の次世代省エネ基準で確認すると・・・
断熱地域区分(Ⅰ・Ⅱ地域)の場合・・・気密性能(C値)は2.0㎠/㎡
断熱地域区分(Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ地域)の場合・・・気密性能(C値)は5.0㎠/㎡
今回、新築物件にて測定させて頂きました数値は・・・なんと!
気密性能(C値)は0.3㎠/㎡
(実際の計算では・・・0.27㎠/㎡ 31㎠/115.06㎡=0.269㎠/㎡)
いつも、建築現場にて隙間がないか?を意識しておりましたが、こんなに低い数値で出てくると嬉しく思います。
これから何十年も生活していくお住まいは、気密に関して意識をしていない工務店ですと、建物の寿命はもちろん省エネ効果も大きく変わってきます。
当社の協力業者の皆さんには感謝です!なぜか?といいますと・・・
現場で作業される職人さん一人一人の丁寧な作業と工事監理の徹底がポイントですし、職人さんや現場監督が気密処理の意識を持って、コツコツと隙間を防ぐ作業が必要だからです。
お家を建てるなら、このような意識がある工務店で建築してください!