求められる住宅は省エネルギー性
先日読んだ業界紙に、住宅金融支援機構で実施された2018年度アンケートの結果が掲載されていました。
それによると、一般消費者に住宅事業者選びで重視するポイントを問う質問では、「建物の性能」が一番に挙げられていました。
住宅事業者の端くれとして、「価格」や「住宅の立地」や「デザイン」を上回っての消費者の賢い選択に、うれしくもあり、安心することができました。
もう少し、記事を読み進めてみると、「建物の性能」を選択した人に重視する項目で「高耐久性」73.5%。「耐震性」64.2%、「省エネルギー性」43.9%と、丈夫で安心な家を求めている人が多いようです。
このあたりに、お客様方の意識が、少々遅れているのではないかと思う節があります。
家族を守るための住宅である以上、丈夫で安心な家はむしろ当たり前であって、省エネルギー性こそがこれからの住宅に不可欠な項目になるのではないでしょうか。
国が誘導しているこれからの住宅の姿も、そこにあります。国土交通省、経済産業省、環境省が積極的に補助金をつけているのはそのせいです。
そして、長い間、丈夫で安心な家を造り続けてきた地元工務店も、高耐久性、高耐震性は決して疎かにせず、次代に求められる住宅として、ZEHやLCCM住宅の建設に舵を切っています。
今すでに、ZEHやLCCM住宅を建てる工務店の多くは、過去に高耐久で、高耐震な住宅を建てきた実績を積み、高度な技術を併せ持ったうえで、次のステージとして、住宅の省エネ・省CO2化に向けて取り組んでいます。
家を建てるなら、改めて省エネルギー性を重視した選択をお願いします。