こんにちは。
6月も中旬を過ぎましたが梅雨入りもしまして毎日どんよりした天気が続いてますね。
工事現場も雨で工事が中止になっても工程がずれないように四苦八苦する時期です。
ところで、みなさんちょっと想像して欲しいのですが、マイホームを在来の木造建築で建てる事になり、順調に工事も進み、いざ棟上げが出来ました!
でも棟が上がった次の日、天気予報が外れてに大雨だったらどうです?
真新しい構造材などがびっしょり…
最近の木造の建物は、どこの業者も棟上げ当日に屋根の下地までは出来あがります。
でも、屋根まで出来ても壁側は何もないまま…
少しでも風が吹けば、自分の家の骨組みである柱、土台、梁、床合板が雨ざらし…
表面だけ濡れても木材はすぐには痛まないですが、黒ずんだり、印字してある字が滲んで汚く見えたり…
せっかくの新築が台無しですよね。
突然の雨じゃなくとも日本の気候では年間約90日は雨が降っています。約4分の1は雨ですから、年間通してどの季節でも棟上げの翌日じゃなくとも数日以内に雨が降ることが多いです。
よく建売の現場とかで見ませんか?雨ざらしのままの骨組み状態の木造住宅。
自分の家だと思うといい気分じゃないですよね。
お客様側からすると気分の良くないものですし、施工側からしても、濡れたら墨は滲んで見えない、雨が基礎に溜ってしまってわざわざ水を出す手間も掛かる。
合板なんて黒ずんで、ひずんで床鳴りの原因にもなったりと上棟後の雨ざらしは悪いことばかりです。
ですので出来れば上棟日当日に屋根もルーフィング工事も済ませて、壁も合板を全部貼って透湿遮熱シートまで貼って窓までつけたい!
それが理想ですが、なかなか難しいのが現状です。(コンパクトな家ならいけるかも?)
弊社ではそこまで出来ずとも、上棟日に屋根はルーフィングまで仕上げて、壁に関しては毎回新品のブルーシートで完全に包みこんでしまいます。もちろん穴がないかチェックもして、柱や梁、合板、土台が雨に濡れないようにしています。
夢のマイホームです。工事序盤から汚れちゃったら悲しいです。お客様の大事な住まいづくりですから大切にしたいと考えています。
上棟日のブルーシート施工前と施工後の写真です。