土蔵造りの納屋外壁の改修工事
制作日:
2023年4月22日|
ブログ
OBのお客様宅で正門に連なる土蔵造り納屋の外壁を改修しました。
70年以上前に作られた正門と納屋です。当初は奉公人の方が寝泊まりもされていたそうです。
壁上部の漆喰は何度かの補修をした様子ですが、中の土壁も落ちてきて、板壁に重みがかかり鎧張りの板壁も垂れ下がり、外れていました。
解体後、柱は以前に内部から補強していますので、下地を入れて構造用合板を貼り、透湿防水シートを施工、通気用に胴縁で鎧板の下地取付をし、杉板で鎧張り施工をしています。上部は漆喰仕上げとしますので、防水紙、ラス網施工後、モルタルにて漆喰仕上げの下地を施工しました。
10日ほど下地を乾燥させたのち、漆喰にて上塗りをし、鎧張りの杉板も、防腐塗料にて仕上げ、完成となりました。