約4年前にお住まいを建て替えさせて頂きました「S様邸」。
和風のお住まいだった旧宅のお庭を残して建物をモダン和風にさせて頂きました。
使用する予定だった大きな石は、いろいろ打ち合わせをさせて頂いた結果撤去することになりました。
折角のウッドデッキから庭へのアプローチの妨げになりそうなので、スッキリさせて1段踏み台デッキを追加しました。
つくばいとは、茶室のある日本庭園に置かれており、石を削って作られた「手水鉢(ちょうずばち)」などのことなのですが、最近では、茶室がなくても「和の趣を演出できる道具」として設置することも多いです。
リビングから見ることができるもう1つの坪庭として
散水用としての水栓も見せるものとして考えました。
施主様が信楽までご訪問されてお気に入りの「信楽焼の水鉢」をご購入されました。
ですので、陶器の水栓柱(2口)をご用意させて頂き、実用的に使用できる水栓と見て楽しむことができる水栓+水鉢を作製させて頂きました。
濃いカラーの「陶器水栓と信楽焼の水鉢」が見栄えがするように、白い玉砂利を敷き詰めました。
アクセントに「六方石」を設置させて頂きました。
六方石は溶岩が冷却し収縮する過程で、五~六角形の割れ目(柱状節理という)が生じてできたものなんです。